読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

As far as i know...

私が知る限りでは。

生まれた家族との一コマを思い出す

ひとりごと

『長女の本』青木雨彦を読む。

私は長女で、母も長女。

お金がない時に生まれたこと、下の兄弟にオイシイところ持って行かれること、父親のちょっとした発言が進路に影響すること。他の家でもあるらしい。

「そうそう、わかるわかる」と共感したかっただけなのだけど、一箇所で泣いた。

 

大学受験のこと。この著者の父親は長女の浪人を許さなかった。

"例えは悪いかもしれないが、浪人生がいると、その家庭の生活は、病人を一人かかえているのと同じくらい厳しくなると思う"

私自身、受験に失敗して、ひとりで泣いた。しかも、精神的にかなり不安定、過食して1年で10キロ太り、人に会うのも苦痛な状態で、誰も頼れなかった。無理矢理進学したのは、実家にいて迷惑をかけたくなかったから。行きたいかわからない大学に行き、ひとりでしばらく過食や対人恐怖、ひきこもりと闘った。それで良かったのか、今もわからないけれど、この一節で、ああ、無理にでも出てきてよかったのかなと思った。もし、甘えて浪人して実家にいたら、予備校にお金がかかるだけでなく、家族をめちゃくちゃにしていたように思う。今は、よく頑張ったと思う。人に甘えられない性格だから、結婚もできないのかもしれないけれど、家庭をめちゃくちゃにするくらいならいない方がいい。

 

摂食障害やひきこもり傾向は20代の間ずっと続き、30代になってようやく落ち着いている。特に予定がなくても、起きて身支度をし、家のことをして、自分のために簡単な料理を作り、必要な買い物や英語の勉強、読書などをする生活を楽しんでいる。

 

実家とも今は穏やかな関係が築けている、と思う。自分はとても幸せだ。

両親へ、心配かけてばかりだけれど、本当に感謝しています。ありがとう。